2008年04月25日

第四部 14話

其は神に非ず。

その言葉が、sakuraの頭の中をぐるぐると巡っていた。彼の言っていた『神を騙る魔物』という言葉が予想通りだとしたら、この世界はとんでもない間違いを内包している事になる。
(そういや神学って、ヘルマーシュにあったっけ)
神について語る学問はおろか、精霊に関する学問もほとんど存在しないような気がする。魔法師は純粋な魔法学を追求するのだが、精霊との関連性は問われていない。
同様に聖騎士に、神のなんたるかを説く講義はない。もちろん、そういった議論を戦わせるという話も聞いた事がなかった。
「よく考えたら、おかしいコトいっぱいじゃん」
彼らは彼らについて悟らせない為に、彼らを知る方法を極力なくしたのだ。別の方向に興味を向けさせることで、彼らは「神」であり続けた。
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posted by さくらもち at 23:50| Comment(0) | とある魔法師の物語

2008年04月21日

へっぽこ魔法師、塔へ行く! その参

サンタ「sakuraちゃん、sakuraちゃん」
sakura「なんですか、どんぐち二号さん」
サンタ「違うよ、どんぐちなのはころりんちゃんだよ」
sakura「どっちでもいいです。んで、何? どした」
サンタ「『心臓の魔法師』ってなぁに?」
sakura「ころりん、出てきやがれ!!」
凛「はいはい。なになに、呼んだ?」
sakura「間違った知識教える、いくない!」
凛「だって、心臓集めクエの話でそ」
sakura「そーだけど、心臓の魔法師ってえぐいでそ!」
凛「サンタちゃん…」
デジレ「あ、それは私」
sakura「あんたかああああぁ!!」
デジレ「そんなに怒らなくてもいいじゃない〜」
sakura「リアルなの! えぐいの!! 誤解招くの!!」
デジレ「人気なさそうだから、最新ネタは更新しないってゆってたし、別にいいんじゃ…」
凛「あ、そうなんだ」
サンタ「んで、みんなの出番は?」
sakura「ぎくぅっ」


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posted by さくらもち at 05:47| Comment(2) | とある魔法師の日常

2008年04月20日

へっぽこ魔法師、塔へ行く! その弐

sakura「えー、本日は拙作『へっぽこ魔法師の奮闘記』を読んでいただき、まことにありがとうございます。あの〜、当管理人がうっかり寝過ごしたせいで定期更新ができず、本当に申し訳ありませんでした。ほいで、お詫びの短編を短期集中連載しております。なんでか、一部の読者より要望のありました『塔編』であります」
Wish「誠意が足らん!!」
sakura「え〜」
Wish「むしろ、なんでウチがツッコミ役に借り出されているのかが理解不能なんだけど…」
sakura「出番ないって、ゆってたから」
Wish「活躍! の!! 出番!!!」
sakura「イタッ! ちょ…マジで痛いって、イタタッ」
凛「なんだかんだで、あの二人って仲良いよね〜」
デジレ「そう見える凛ちゃんは、幸せだと思うよ…」

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posted by さくらもち at 23:18| Comment(0) | とある魔法師の日常

2008年04月19日

へっぽこ魔法師、塔へゆく! その壱

sakura「えーと、へっぽこ読者からの質問です」
竜虎「なんだか弱そうなやつらだな」
sakura「(知らぬが華知らぬが華・・)」
大将「題名がそういう名前なんだから、仕方ないだろう」
マンキン「ああ! つまりsakuraさんが」
sakura「それ以上言ったら、燃やし尽くす」
マンキン「やれるもんなら・・」
竜虎「おい」
マンキン「ゴメンナサイ」
大将「で、質問って?」
sakura「え・・あ。んと、『謎の三人組はいつ騎士団に加入したんですか?』だそうです」
謎(?)の三人組「・・・・・・」
??「第二部15話以降。ウチがスカウトした。以上」
sakura「ちょ・・あの、団長!?」
Wish「人数足りないから、こいつら連れて行く。あとよろしく」
sakura「え?! あ、あたしはッ?」
Wish「お詫びとお礼の挨拶まだでしょ」
sakura「ぎくぅっ」


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posted by さくらもち at 04:28| Comment(1) | とある魔法師の日常

2008年04月11日

第四部 13話

  ―― お い で

誰かの声がする。

  ―― お い で

優しく、柔らかな響きに乗せて、甘い誘いが聞こえてくる。
「だれ?」
「私は導くもの。そなたが追い求めてきた存在」
乳白色のもやの中で、何か大きな姿が降り立つのが見えた。それがとてつもなく強大なものだと直感的に悟る。たぶん、その名前を知っているはずなのに、彼女には探し当てることができなかった。
答えの見えない苛立ちに、彼女は眉を寄せる。
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posted by さくらもち at 16:53| Comment(4) | とある魔法師の物語

2008年04月04日

第四部 12話

かつて同じ道を歩いた。同じ未来を夢見た。求めるものが何かという事もわからないまま、ただ強さを追いかけていた。
「・・でも、もう」
昔のままの自分達じゃない。守るべきものがあり、共に行く仲間があり、目指す先がおぼろげに見えてきた。何も失わずに進む事はできず、それでも進まずにいられないという事を知った。
「終わりにしよう、湖伽」
もしかしたら、これも失ったものの一つだったのだろうか。
傷つき、血を流す仲間たちとは逆に、欠けた鎧から見えるのは空洞。本来なら見えるはずのない装甲の裏側は、表以上に傷だらけだった。
それは彼の戦ってきた路。
あの時分かたれてから、独りでどれだけの傷を負ってきたのか。
「感傷に浸っている暇があるのか!」
「うぐっ」
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posted by さくらもち at 12:15| Comment(3) | とある魔法師の物語